鳥 1

小学校低学年まではわりと街なかで暮らしていたのでほとんど目に入っていなかった。幸い(笑)小さな墓地が近くにあって そこで虫とお友達になったが鳥の生息圏にまでは視野が広がっていなかった。
その後空知の水田地帯に越したが 遊ぶのに忙しくて目に入っていなかった。
その後胆振に引っ越したが景観と植生までは見ていたのに 鳥にはまるで目が行かなかった。それでもさすがに近くに野鳥のサンクチュアリと呼ばれる湖があるだけのことはあって野鳥はたくさんいたようで 見るつもりがなくても目に入ってきたり。ヤマドリのようなコウライキジのような鳥が線路脇に降りてきたり 線路沿いの電線にはモズがとまっていたり。ここでようやく鳥が視界に入ってきた感じ。

札幌だって近くに藻岩山あり円山あり野幌原生林有りで 野鳥の種類には恵まれた都市ではあるけれど 勉学に忙しく追われて※あまり目に入っていなかったようだ  すぐ裏が山だという澄川の伯父の家にはバードテーブルがあり かなりいろんな種類の鳥が来ていたが それは地理的なものだと信じ込んでいた。

その後網走に移り住み 父の運転であちこち見て回るにつけて 実に多くの鳥がいるのに気づき 感激しつつここでようやく図鑑を買った。図鑑を見るのは子供の頃から好きなので どのページにどの写真があるかまではよーくわかるのだけど 実際に実物を目にした時にはすぐ名前が出てくるわけではなく  あ〜〜あのページのあのあたりの写真の鳥〜〜〜   などと 一夜漬け明けの試験で良く吐いたフレーズが口から出るばかりだったり。

憧れるのは あれですね  声を聞いて名前が判る というあれ。

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※勉学に追われて:

二年しかないので取りたいだけ取ったら英文講読×4と言う日があって前日は修羅場だった  もっとも一日でやろうとするからであって 毎日少しずつやっつけていればそう難しいことではないのに なにしろ受験すら一夜漬けだったヤツなので(^^;

なのにそんな自分から答を丸写ししようとする人もいた。先生によってはちゃんと自分で訳してないと判らないようなツッコミをすることがあり 見ていて気持ちよいものだっt☆\(^ ^;) そういう姿勢は大好きなので その先生の講義はずいぶん頑張ったと思う