あとを濁さず

ご近所の先代さんは 趣味の庭木を思い切りよく処分したあと亡くなられた。潔い。 我が家においては 自分が死んだ後は切るなり何なり好きにしていいと生前言っていたそうだ。それはそれで潔い。


んが


木はまず切るのが大変であり地上部分を切ってしまっても地下に残る根っこを処分するのがまた重労働である。それもまあ もう要らないと思うからできる作業でもある。手塩にかけてた木を根こそぎ始末するのは 好きであるならやはりなかなかできるものではないのではないか。 ご近所の先代さん エライ (^^;

人間何時いなくなるか判ったもんじゃなく 自分が死んだ後にあれこれ物色されたあげく四の五の言われるのは 自分がする側言う側に回った後で言うのも何だが「ああされたくないものだ」と思うのだ。ムシがいいことこのうえない。もちろん物色=整理片づけ→意外なものが意外なところから出土 であって 単に興味本位とかあら探しだけではないのだけれど。 

うちの実家の先代さんヾ(^^;)父と言わんかいが急に亡くなった後は 後に残った諸々の買い置きの処分が大変だった。 糖尿病で甘いもの制限があったにもかかわらず大量の袋菓子が発掘されたのは大笑いだったが(^^; これはお通夜や葬儀の合間などに親類みんなで頂いた。沢山の工具類は 同じ趣味の弟が持っていったと思うし それでも残ったものでうちで使えそうなものはありがたく譲り受けた。 手が効かなくなってきたあたりからワープロを使い始めていた父だったが 大量の買い置き感熱紙が出土したのには唖然とした。出かけるたびについ買っていた みたいな? こんなに沢山 いったいどうやって使い切る気だったのかと思うその量は、集めると大きい段ボール箱にびっしり一箱分。 詰め込んだら持ち上がらないよ重くて(^^;

ワープロの方は 当時同じメーカーのを使っていた長女が譲り受け しばらくの間ワープロで制作したモノをパソコン用テキストに変換するのに使っていたようだ。しかしデータの移動なので紙は不要。 最初のうちは同人誌作業の原稿作りに使っていたが 全体の量から見たら微々たるもの。感熱紙にプリントしてコンビニでコピーなんてことをしてた訳だけれど、パソコンで全行程作業が可能になるとそんな手間は要らなくなった

紙はほぼそのまま残っている (^^;

しかたない  感熱紙としては使い様がないけれど「裏描けるチラシ」(北海道弁抑揚で発音されることが好ましいw)同様ラクガキ用紙として使わせてもらうことにする。

本人しか使わないものをどんとため込んでおくのはいいことではないとつくづく思う次第。自分は?  自分のものはとりあえず娘が使えるものなのではないかと思うのだけどどうだろう。 今在庫の処分に困るのは 夫の大量のLDではないかと思う。どうするんだろう、本人。大量のアナログレコードはまだしもLD……orz
共通の(笑)本と雑誌在庫は適当に古いので今ならネットで欲しい人が見つかるんじゃないかな(^^;  まあ 手間はかかるけど。