隣の番犬

お隣にミニダックスがいる。子供が飼ったけど昼間は仕事で留守で手に負えなくなって結局実家で親が飼う という おきまりのケースのようだ。 彼か彼女かしらないのだけど 熱心に番犬している 家の中から

居間のベランダ窓から家に来る全ての人に吠え そこから丸見えの我が家の畑で人が動くと吠える  自分は窓から遠いのでまだしも その窓の前を通らざるを得ない諸々の配達人さん達は至近距離で吠えられている。 吠え声もかなり真剣だ。 犬語が判ったら 君ほどほどにしておきたまえあるじさんが困っておいでだぞ と教えてあげるところなのだけど いかんせんかなわない

自分に関しては 自分のナワバリにいるのに隣の犬に吠えられるのがそこはかとなく割に合わない気もする。  犬が真剣である分その声は好意よりははるかに敵意寄りだし。 これが知った犬で 顔を見て遊んで遊んでと吠えられるなら悪い気もしないのだけど―


しかしなんといっても大変なのは飼い主さんだ 狭い(空間的に、という意味において)部屋の中で力いっぱい吠えられるのはさぞかしかなわないのではなかろうかと。


と考えてるうちに 昔の自宅の飼い犬に思い至った。 それはもう立派な番犬で(^^;毎日来る人にも真剣に吠えついていたものだった。今 吠えられ続けていた人の気持ちと当時のお向かいのお宅の気持ちがわかるような気が(^^;☆\(^ ^;)

誰にでも吠えたその犬にたった1人吠えられなかったのが 色違いのそっくりさんの飼い主であったクラスメイトだった。何が違うのかよくわからないが 犬は犬好きが判るというのを目の当たりにしたものだった。 そういえば犬を好きだった父が 引っ越し先でよく近所の犬の準飼い主になって犬に好かれていたっけ

自分はどうかというと 生き物全体好きではあるけど 犬一頭一頭にも個性があると思うと ほんとの犬好きさんみたいにどの犬も無条件で好きだとは 多分思えないと思う。 人間ならどの人も好きだと言えないのと同じように     って 犬も人も一緒くたか(^^;